ワクチン

VACCINATION

ワクチン|静岡市で産婦人科をお探しなら、たむらウィメンズクリニック

RSV VACCINATION

RSウイルスワクチン

妊婦の方へのRSウイルスワクチンの接種を開始します

妊娠中にRSウイルスワクチンを接種することで、生まれてきた子どもをRSウイルスによる重症感染症から守ることができます。
*RSウイルスは1歳未満の子どもの肺炎の約50%の原因といわれています。

ワクチン名 アブリスボ®
対象者 妊娠24~36週の妊婦の方
※当院では妊娠30週目安で接種することを推奨しています。
当院で妊婦健診を受けている方、当院で分娩予定の方が対象となります。
料金 30,000円(自費)
消費税は別途かかります。

予約の方法

要予約です。妊婦健診時にお申し込みください。
接種希望日の1週間前までにご予約をお願いします。

HPV VACCINATION

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)

子宮頸がんとは

子宮頸がんとは、子宮の入り口部分の子宮頸部から発生するがんです。子宮頸がんの多くは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が関連しています。HPVは性交渉で感染しますが、多くの場合は感染しても免疫によって排除されます。しかしHPVが排除されずに感染が続くと、慢性的な炎症が加わり「前がん病変」となり、5~10年ほどの年月を経て、その一部が子宮頸がんを発症すると言われております。

近年では20代後半から30代の若い女性でも発症率が増加傾向にあり、国内では毎年約1万人が子宮頸がんにかかっています。
20歳以上の女性の方は定期的に子宮がん検診を受けていただくことを推奨しております。

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)とは

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)とは、子宮頸がんや尖圭コンジローマなど、ヒトパピローマウイルス(HPV)による疾患を予防するためのワクチンです。
子宮頸がん全体の50~70%の原因とされるHPV感染症を予防し、感染や異形成(がんになる手前の異常)を90%以上予防したと報告されています。

現在日本では、2価ワクチン(サーバリックス)と、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類が認可されています。

ワクチンの種類

当院では4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の2種類が接種可能です。
接種の推奨年齢は、小学校6年生~高校1年生相当※の女子です。接種を希望する方につきましては、接種対象年齢の範囲内であれば4価ワクチン(ガーダシル)は無料で接種を受けることができます。詳細については、市町村の予防接種担当課にお問い合わせください。

※「小学校6年生から高校1年生相当」とは、「12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間にある方」を指します。

いずれも、6ヶ月間で3回の接種が必要となります。2ヶ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヶ月の間隔をおいて1回の接種を行います。

4価ワクチン(ガーダシル)

主に子宮頸がんの原因となるHPV16、18型とともに、尖圭コンジローマの原因となるHPV6、11型を含みます。

料金 1回目:17,000円
2回目:17,000円
3回目:17,000円

9価ワクチン(シルガード9)

ガーダシル®(4価HPVワクチン)に含まれるHPV6/11/16/18型に加え、HPV31/33/45/52/58型のVLP(ウイルス様粒子)を含みます。アジア人に特に感染が多くみられるHPV52/58型のVLPを含み、子宮頸がんの原因となるHPV型の88.2%をカバーします。

料金 1回目:33,000円
2回目:33,000円
3回目:33,000円

副反応について

子宮頸がんワクチン接種後に見られる主な副反応として、軽度な副作用は主に、発熱や接種部位の腫れ・痛み・かゆみ、注射による痛み、じんま疹、重篤な副反応としては恐怖・興奮などをきっかけとした失神などがあげられます。
また、子宮頸がんワクチン接種後に、原因不明の慢性の痛みや関節痛を伴う事例などがこれまでに報告されました。厚生労働省の専門家会議で検討が行われた結果、ワクチンの有効性と比較したうえで、子宮頸がんワクチンの接種を中止するほどリスクは高くないとされました。

しかし、ワクチンの影響が否定できない副反応がみられたことから、現在は一時的に厚生労働省から「積極的な接種推奨の差し控え」という措置になっています。 接種の推奨年齢が小学6年生からということを考えると、親御様がご検討されるのも当たり前のことと思います。ご家族の方もご本人も十分納得の上、接種していただけばと思います。

※「積極的な接種推奨」とは、市町村が対象者やその保護者に対してポスターやインターネット、はがきなどで接種を受けるように推奨することです。
ただし、「積極的な接種推奨の差し控え」でも、子宮頸がんワクチンが定期接種の対象であることは変わりありません。

予約について

接種するワクチンをご選択のうえ、必ずお電話にてご予約をお取りください

MEASLES /
RUBELLA VACCINE

麻疹(はしか)/風疹ワクチン

当院では、MR(麻疹・風疹混合)ワクチンの接種をおすすめしております。このワクチン接種により麻疹(はしか)・風疹に対する抗体ができ、かかりにくくなります。
麻疹/風疹ワクチンは2回接種することで1回の接種では十分に免疫がつかなかった方の多くに免疫をつけることができます。風疹ワクチン未接種の方や1回だけ摂取した方の場合、麻疹に対する免疫も弱いことが多いとされております。

近年は麻疹(はしか)、風疹が成人の方でも流行しており、また重症になる可能性も非常にありますので、成人の方の接種も推奨しております。風疹においては妊娠中の感染は胎児への影響が出ることもありますので妊娠前の接種が望まれます。
当院で接種ご希望の方は、医師と相談の上、ご予約をお取りいたします。

麻疹(はしか)とは

麻疹(はしか)とは、麻疹ウイルスの感染によっておこる急性の感染症です。麻疹ウイルスは、マスクや手洗いだけでは感染を防ぎきれないほどの感染力を持ち、免疫のない方が感染者の近くにいた場合、90%以上の確率で感染すると言われております。
麻疹ウイルスに感染すると、初期症状としては、発熱、せき、鼻汁などの風邪のような症状、目やにや目の充血、発熱(高熱)が続きます。

また、妊婦さんが麻疹に感染すると、流産・早産を起こしてしまうリスクの他、免疫力が低下するため重症化しやすく肺炎・脳炎などを発症することも懸念されます。
今後妊娠を希望されている方は、必要に応じて抗体検査を受けた上でワクチン接種をおすすめします。

風疹とは

風疹は、別名”三日はしか”と呼ばれることもあります。風疹ウイルスの感染によって発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れる感染症です。麻疹(はしか)と同じように、感染力が非常に強いことも特徴です。
妊娠中(特に妊娠初期)に風疹に感染した場合、生まれてくる赤ちゃんが難聴や白内障、先天性心疾患をもって生まれてくる「先天性風疹症候群」のリスクが高くなります。

妊娠中は生ワクチンのため、ワクチンの接種はできません。風疹にかかったことがない、もしくは予防接種を2回受けていない場合は、必要に応じて風疹の抗体検査を受け、抗体がない、もしくは抗体価が低い場合は、妊娠前のワクチンの接種をおすすめします。

料金

MRワクチン
(はしか/風疹)
麻疹/風疹ワクチン:11,000円
風疹ワクチン:6,600円
INFLUENZA VACCINE

インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチンについて

インフルエンザワクチンはインフルエンザウイルスの「感染」を完全に抑える効果はありませんが、インフルエンザの「発病」を抑える、且つ「重症化」を予防する効果があるとされております。

インフルエンザは通常、12月~翌年3月頃に流行していますので、その前に予防接種を受けることをおすすめします。免疫を獲得した場合、有効期間は約5ヶ月となります。
また、接種してから実際に予防効果が出るまでに約2週間かかるため、その点も踏まえ接種を行いましょう。