産前

PRENATAL CARE

産前|静岡市で産婦人科をお探しなら、たむらウィメンズクリニック

妊婦健診

妊婦健診では毎回、体重測定、血圧測定と尿検査、超音波検査を行います。
赤ちゃんの健康のほか、お母様の健康も一緒にチェックさせていただきます。
タイミングは、妊娠初期は適宜行います。他、妊娠10週~23週は4週間ごと、妊娠24週~35週は2週間ごと、妊娠36週以降は1週間間隔で行います。
また、4D超音波画像を撮影しますので、赤ちゃんのお顔やしぐさなどより鮮明にご覧いただくことが可能です(妊婦健診の度に撮影いたします)。撮影した胎児超音波画像は、お手持ちのスマートフォンで見られるようなシステムとなっております。ぜひ、ご主人やご家族の皆様も、赤ちゃんのお顔やしぐさを一緒にご覧ください。(赤ちゃんの向きによってはうまく見えないこともあります。)

妊娠初期

生理が来ていない、妊娠した?と思ったら、市販の妊娠検査薬でも調べることが可能です。もちろん、当院にお越しいただき、ご確認いただいても大丈夫です。
市販の妊娠検査薬を用い、陽性だった場合は、産婦人科に受診をおすすめいたします。正常妊娠であるかの確認を行います。妊娠5~6週頃に、経腟超音波で子宮腔内に赤ちゃんの袋(胎嚢)があるかの確認をいたします。確認ができましたら、次回は2週間後に受診していただきます。

妊娠8~10週

赤ちゃんの心拍が確認でき、赤ちゃんの大きさと最終月経からの妊娠週数にずれがないか確認し、分娩予定日決めます。
住民登録のなる市役所へ、妊娠の届出を行っていただきます。その際に、母子健康手帳の交付を受けていただきます。(その際、妊婦さん御本人の個人番号(マイナンバー)、本人確認ができる書類の提示が必要です。) お住まいの市区町村のHPから、母子手帳の窓口のご確認をお願いいたします。

妊娠10~13週

母子手帳、公費券を持参いただき、妊娠初期検査(採血検査)を行います。
採血検査の内容は、血液型、貧血検査、感染症検査(B型肝炎、C型肝炎、HIV、梅毒)、風疹抗体価、トキソプラズマ抗体検査、子宮頚部細胞診、クラミジア検査、血糖値を測定します。

※妊娠8~12週頃につわりのピークを迎えます。もしつわりが重い、と感じる場合は早めにご受診ください。

妊娠10週~23週

妊娠10週~23週は4週間ごとの健診となります。

分娩予約について

妊娠11~13週頃までには、分娩予約をお願いしております。
当院分娩希望の方は分娩予約金(費用:5万円)、および分娩予約申込書の提出をお願いしております。(ご予約状況によっては、予約締切りの時期の予約締切りの時期の変更が想定されますので、クリニックにまでお問い合わせください。)

※退院時のお支払い費用(直接支払いの場合)は、出産育児一時金50万円と合わせて差し引いた金額のご精算となります。
※出産育児一時金について、下記に詳しく記載されておりますので、ご確認ください。

分娩予約金のキャンセル料について

ご本人の都合による転院の場合は、分娩予約金のうち3万円をキャンセル料に充てさせていただき、2万円をお返しいたします。

妊娠24週以降

妊娠24週以降は2週間おきの健診となります。
妊娠27週に妊娠中期検査(血液検査、血糖検査)を行います。

妊娠36週以降

妊娠36週以降は毎週健診にお越しください。妊娠35週前後に妊娠後期検査(血液検査、膣分泌物培養検査)を行います。妊娠37週と40週以降は、胎児心拍数モニタリング検査(NST)を行います。

NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)外来

NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)とは

NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)とは、母体から採取された血液の中に含まれる胎児由来のDNAの量を解析することにより、胎児の染色体の異常を調べることができる非確定的検査です。胎児の状況を正確に把握し、将来の予測をたて、妊婦及びそのパートナーの家族形成の在り方等に係わる意思決定の支援を目的とし、行われております。
従来の母体血による出生前診断と比較しても、感度・特異度の点で見ると検査自体の精度が非常に高いとされております。

検査対象となる染色体異常

  • ダウン症候群(21トリソミー)
  • エドワーズ症候群(18トリソミー)
  • パトウ症候群(13トリソミー)

現在のところ、これら以外の項目は分析的妥当性や臨床的妥当性が十分に確立されていないこともあり、海外の複数のガイドラインでも、検査実施の推奨はされておりません。

NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)の特長

  • 1:赤ちゃん、お母さんへの負担が非常に少ない検査ですお母さんの血液を10ml程度採取するだけで検査が可能なため、赤ちゃん、お母さんともに負担の少ない検査となります。
  • 2:精度の高い検査です従来の非確定的検査と比べると非常に精度の高い結果がでます。検査で「陰性」を検出できる割合(特異度)は、99.6%〜99.9%となります。
  • 3:妊娠10週0日目からの検査が可能従来の非確定的検査は、妊娠11週以降でないと検査ができませんでした。
    妊娠10週0日目から検査を受けることが可能なため、早い段階で赤ちゃんの状態を知ることが可能です。
  • ※検査結果が「陽性」の場合には、羊水細胞や絨毛細胞を用いた確定検査が必要です。
    また、「判定保留」の場合には、 その後に取りうる対応について再度相談する必要があります。

NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)でわかること・わからないこと

NIPTは21トリソミー、18 トリソミー、13トリソミーの染色体疾患の可能性を調べる検査で、それ以外の疾患はわかりません。

  • 生まれてくる赤ちゃんの100人中に3~5人ほどは先天的な疾患をもって生まれてきます。
  • この中で染色体が原因の疾患は約25%で、 NIPTの検査対象である3つの染色体疾患は、さらにその約70%です。このことを計算してみると、3つの染色体疾患のある赤ちゃん は100人あたり0.7人程度となります。

NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)の検査対象の方

検査対象

NIPTは、次のいずれかを満たす夫婦・カップルを対象としています。

  • 高年齢の方(一般的には出産予定日に35歳以上とされています)
  • 母体血清マーカー検査で、胎児の染色体数的異常の可能性を指摘された方
  • 前のお子さんに染色体数的異常があった方
  • 胎児超音波検査で、胎児の染色体数的異常の可能性を指摘された方
  • 13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーに対して強い不安を感じている方

上記の条件に加え、次の全てを満たす夫婦・カップルに限定してNIPTを実施します。

  • 検査前後の遺伝カウンセリングにパートナーが同席できる方
  • 妊娠10週0日以降の方。
    陽性の場合に羊水検査を受けることを考慮すると妊娠14週までに受けられることをおすすめいたします。また検査陽性もしくは判定保留の際に当院連携基幹施設である浜松医療センターとのオンラインでのカウンセリングを受けていただきます。
  • 個人情報保護法のもと、匿名化したデータ公表を行うことに同意いただけること

下記に該当する方は事前にご相談ください

  • 母体に遺伝子異常がある場合
  • 幹細胞治療を受けたことのある方
  • 免疫療法を受けたことのある方
  • 臓器移植を受けたことのある方
  • 過去12ヶ月に輸血された方 など

NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)の検査について

検査を受けていただく際には、出生前検査がどのようなものであるかについて正しく理解した上で、検査をするかどうか、検査を行うとした場合にどの検査を選択するのが適当かについて、妊婦・パートナー含め、十分な説明・遺伝カウンセリングを受けていただくことが大切となります。
そのため、検査前に、カウンセリングを受けていただきます。

検査日時 第1、第3土曜日 14:00〜16:00
費用(税込) 初診料 3,300円(当院通院中でない方)
検査料 176,000円
カウンセリング料 11,000円(検査前・検査後(結果開示・ご説明)を含む)
オプション 胎児心拍確認 2,200円
問い合わせ方法 通院中の医療機関にてNIPT予約申込書を記載していただき、当院へFAX(054-289-1123)にて提出していただくようお願いしてください。
予約日が確定次第、当院よりお電話にてご連絡致します。
結果 約2週間後にお伝えいたします。

NIPT外来をご検討されている方へ

『母体血胎児染色体検査(NIPT) 当院は認証医療機関です』

NIPTは、母体の血液中に漏れ出した、お子様の染色体を分析して、21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、13トリソミーの染色体疾患をもつ可能性を調べる検査です(確率的検査)。検査精度が高く、後述する母体血清マーカーテスト(クアトロ検査)に比べて、染色体が正常なお子様が検査を通して陽性(可能性が高そうである)と誤って判定されてしまう頻度が少ないことも特徴です。妊娠10週以降検査が可能で、妊婦様の肘からの採血(10~20ml)で検査を行うため、検査に伴う流産のリスクはありません。

ご夫婦(可能な限り)に遺伝カウンセリングを実施した後に、希望なさる妊婦様に検査を行います。

出産後の事後調査へのご協力がいただける方が対象です。(データは匿名化されており、個人情報は保護されます)

免疫療法を受けたことのある方、母体に遺伝子異常がある方、過去12ヶ月以内に輸血を受けた方、抗凝固療法を受けている方(ヘパリンやアスピリン)、幹細胞治療を受けたことのある方、臓器移植を受けたことのある方に該当される方は、検査結果に影響がでる場合がございます。事前にご相談ください。

静岡市内におけるNIPT認証施設は、当院(たむらウイメンズクリニック)、依藤産婦人科医院、静岡済生会総合病院、静岡市立静岡病院の4箇所です(令和5年12月現在)。これ以外の施設は認証を受けていない施設です(産婦人科医院でもありません)。どの施設でも概ね検査精度に大きな影響はございませんが、非認証施設は営利だけを目的とした診療のため、専門医師から検査前後での十分なカウンセリングの提供が無いこと、検査結果が陽性の場合、その後の対応(陽性結果に対するカウンセリングと羊水検査のご案内)不備から、途方に暮れて当院へ相談に来られる妊婦様がいます。特に羊水検査を受けてもらえる施設を妊婦様自身が探されることは大変難しいため、認証施設において検査を受けられることを強くお勧めいたします。

検査をご希望、ご検討されている方は以下の資料をご覧いただくことをお勧めしています。

ご予約にあたって

  • NIPT予約申込書を通院中の医療機関から当院へ提出いただきます。
  • 当院スタッフから予約日確定のご連絡をさせていただきます。その際に診察券番号を発行し、アプリのダウンロードと患者登録のご案内をさせていただきます。
  • 患者様はアプリのダウンロード後、ご登録、問診表を印刷の上、ご記入いただきます。
  • 検査をご予約された方は、事前にNIPT説明文書をご覧ください。
  • ご来院の際は、記入済みの問診表を忘れないようにご持参ください。

NIPT外来を受診にあたっての書類

ご夫婦で記載の上、来院時にお持ちください。

通院中の医療機関にてご記入いただき、当院へFAX(054-289-1123)していただくようお願いしてください。

お支払いについて

事前にアプリでクレジットカードの登録を行なっていただくと、カードでのお支払いも可能となります。
予約確定の電話の際に当院スタッフより詳細をご説明させていただきます。

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出生前診断

出生前診断とは、赤ちゃんが生まれる前に、どのような病気や異常を持っているかを調べる検査(出生前検査)を行い、これに基づいて行う診断のことをいいます。出生前診断を行うことにより、赤ちゃんの先天性疾患の一部(形態異常や染色体異常など)を調べることができます。
出生前診断は、様々な検査があり、また任意の検査になりますので、妊娠中のお母様が皆さん検査を受けるものではありません。

当院では出生前検査を希望される方にはカウンセリングをご夫婦で受けていただき、先天性疾患へのご理解、検査内容へのご理解を深めていただくよう心がけております。
カウンセリングを受けることによって初めて、本当の意味で検査を正しく理解し、検査を受けるかも含め、自分達に合った選択をすることができます。

※出生前検査などで胎児の異常が疑われる場合は、高次医療機関にご紹介いたします。

出生前検査カウンセリング等にかかる料金

下記はすべて税込表記となっております。

出生前検査カウンセリング料金

出生前検査カウンセリング 11,000円/回(結果開示・ご説明を含む)

※2回目以降3,300円

出生前検査の料金

検査が必要になった場合には、次の料金がかかります。

クアトロ検査 33,000円
羊水検査G-BANDING+FISH法 165,000円

分娩について

当院でのお産について

妊娠を確認し、嬉しい反面、出産・出産後の育児・痛みはあるのだろうか、どこで出産したらいいのだろうと、不安なお気持ちをかかえていらっしゃるお母様も多いかと思います。
当院では、そういったご不安なお気持ちに産婦人科医師をはじめ、スタッフ全員で寄り添い、少しでもリラックスして出産を迎えていただけるよう尽力いたします。また、皆様の希望により近い分娩ができるように、環境を整えております。
大切な命が生まれる瞬間を、お母様、ご家族の皆様が安心して迎えていただけるよう、スタッフ一同、精一杯サポートさせていただきます。

分娩について

自然分娩

自然な陣痛発来を持っての入院・出産となります。
陣痛、もしくは破水感があった場合には、まずはお電話で連絡をしていた後、来院していただき、進行の程度に応じて入院していただきます。
赤ちゃんとお母様の状態をこまめにチェックしながら、分娩のサポートし、また、お母様と赤ちゃんの状況によって適切な医療介入を行います。

※通常お産にはご主人が立ち会うことが可能ですが、現在、新型コロナ感染拡大に伴い立会いの方に検査を受けていただく可能性、体調によっては立ち会いをご遠慮いただくことがあります。

帝王切開

帝王切開は自然分娩(経膣分娩)が不可能と判断されるか、母体または胎児に急いで分娩を終了させる必要性が生じたために帝王切開は選択されます。
「予定帝王切開」と「緊急帝王切開」の2つに分かれます。

予定帝王切開に関しては、分娩予定日のおおよそ2週間前に手術日を決めます。
入院期間は自然分娩より長くなります。
細かな情報は妊婦健診などでお伝えいたしますので、ご不明なことがある際はお気軽にお申し付けください。

※予定帝王切開は手術前日に入院していただき手術後7日間入院となります。
※帝王切開は手術のため、お母様の身体に負担がかかることが考えられます。傷の回復も含め、出産後は体力の回復が大切です。子育ての問題は一人で抱え込まずに、ご主人、ご家族の方、ご友人など周りの方とのご協力が大切です。

里帰り出産

里帰り出産をご希望の方は、予定日がわかりましたら、妊娠20週ごろまでに、分娩予約と合併症の有無の確認をさせていただくため、一度受診をお願いいたします。32週以降は当院で妊婦健診から出産までしっかりとサポートさせていただきますので、ご安心ください。
また、他院へ里帰り出産をされる場合も、里帰りされるまで当院で責任を持って対応させていただきます。

分娩について

下記はすべて税込表記となっております。

経腟分娩(産後5日間入院) 481,000円~

※帝王切開:ご相談ください。

分娩費用は入院期間・分娩時間・追加処置などにより追加費用がかかります

特別室使用 1日あたり:10,000円
時間外(夜間) 20,000円
深夜・休日 30,000円

教室イベント

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